乳酸菌は代謝により主に乳酸を生成する細菌のことです。
主に善玉菌として消化器官、泌尿器、生殖器に存在し、腸内環境を整え病気の予防に役立つといわれています。またヨーグルトやキムチのような発酵食品にも含まれ、サプリメントの成分として利用されています。乳酸菌はこれまでに、整腸作用、感染防御、血圧降下作用、免疫賦活作用、免疫抑制作用、脂質代謝改善作用等が報告されています 1) 。一般的に乳酸菌は生きた乳酸菌が有用な影響を及ぼすとされていますが(プロバイオティクス)、近年の研究により、殺菌乳酸菌体でも整腸や免疫作用などの有効性を示すことが明らかになってきました(バイオジェニクス) 1, 2) 。