水溶性のビタミンの一種で、骨、軟骨、筋肉および血管内のコラーゲンを合成するために必要です。体内で作ることができないので、食品から摂取しなければなりません。未調理の果物、野菜、とくにかんきつ類に多く含まれています。
強い還元力を持つため、体内で活性酸素類を消去する働きがあり、またコラーゲンの生成にも関係しているビタミンです。欠乏状態が続くと壊血病(皮膚や歯肉からの出血、貧血、衰弱などの症状)になる可能性があります 1) 。一日あたり100mgの摂取が推奨されています 2) 。
日本人を対象としたアンケート調査において、ビタミンC摂取量が多いほど老人性白内障の発症リスクが低くなったという結果が報告されています3) 。