期待されるはたらき
・イボなど肌の不純物の排除
・美肌、美白
・抗腫瘍
・抗ウイルス作用
・脂質代謝改善作用
・抗酸化作用

ハトムギは、イネ科ジュズダマ属の雑穀でその起源はインドやミャンマーを中心とした地域です。日本へ伝えられたのは奈良時代とも江戸時代とも言われており、伝来した時代については諸説あります。

ハトムギ粉の栄養成分は、小麦粉と比較してたんぱく質含量が高いのが特徴です。漢方では、皮を除いた種子はヨクイニンと呼ばれ、薬用に用いられます。イボなど肌の不純物の排除や、美肌・美白に効果が期待されています1)。また、抗腫瘍性成分のコイクセノイドをもつことが臨床研究で明らかになっています。また近年では抗ウイルス作用や脂質代謝改善作用が確認されています。他の成分としてフラボノイド、フェノール類などの抗酸化物が多く活性酸素を抑える働きも確認されています2)

【参考文献】

1)Huang HC et al..Int Mol Sci.2014 15(9):16665-16679
2)渡辺.日本調理科学会誌 Vol.49 No.2 128-137 (2016)