オオバコのことをいい、種子が比較的作用の緩やかな緩下剤として用いられてきました。この種子の皮は、食物繊維を豊富に含むため、水に入れると膨潤し、とろみが出ます。働きとして、食物繊維として水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方を含み、おなかの調子を調えるのに役立ちます1)。また正常便性の青年期女性を対象に行われたヒトでの臨床試験も行われています。サイリウムの摂取量を変化させて排便状況への影響を調べたところ、サイリウムの便性改善作用が確認され、サイリウム4g以上の摂取では、目視による観察により排便量の有意な増加がみられ、また8gの摂取では排便回数の有意な増加が認められたという結果が報告されています。