ビタミンDは脂溶性ビタミンに分類されるビタミンの一種で、ビタミンD₂とビタミンD₃の総称です。ビタミンDは魚やきくらげに多く含まれています1)。ビタミンDは食事からの摂取に加え、皮膚が紫外線を受けることで体内でも合成されます。ビタミンDの主な役割は血液中のカルシウムやリンの濃度を正常に保つことです。また、ビタミンDは強い骨の形成と維持に必要なカルシウムの体内吸収を助けます2)。ビタミンDが不足すると子供ではくる病、成人では骨軟化症などが起こる事が知られています。また、免疫機能とも密接な関係があることが知られており、小学生がビタミンDを摂取した場合、未摂取の群と比較してA型インフルエンザの発症者が42%低下したという報告があります3)。