期待されるはたらき
・骨や歯を形成

人体に最も多く含まれるミネラルであり、骨や歯を形成します。

成人の体内に約1kg含まれていて、各種ミネラルの中で最も多く存在します。そのほとんどがリン酸カルシウムとして骨および歯のエナメル質に含まれます。ごく一部は、カルシウムイオンとして血液や筋肉、神経内にあり、血液の凝固を促して出血を予防するほか、心筋の収縮作用を増し、筋肉の興奮性を抑える働きもあります。

骨格を構成する重要な物質であるため、不足すると骨が充分に成長せず、骨粗鬆症の原因にもなります1)。成人における摂取推奨量は、男女や年齢層で違いがあるものの、一日あたり650mg~800mgと設定されています2)。

 

【参考文献】

1. e-ヘルスネット(厚生労働省)
2. 日本人の食事摂取基準(厚生労働省、2015年版)