カリウムは人体に必要なミネラルの一種です。浸透圧の調整、神経系のシグナル伝達、筋肉の収縮など、様々な体の機能に関与しています。
カリウムは、ナトリウムを体の外に出しやすくする作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節するのに役立ちます。臨床試験の結果では、カリウムの経口摂取によって収縮期(最高血圧)および拡張期(最低血圧)の数値が有意に低下することが確認されています1)。日本人の食事摂取基準(2005年版)では、高血圧の予防を目的としたカリウム摂取の目標量を成人男女とも1日当たり3,500mgとしています。不足すると脱力感・食欲不振・筋無力症・精神障害・不整脈などの症状がみられることがあります。