期待されるはたらき
・目の健康を維持する
・紫外線やブルーライトなどの光をさえぎる
・目の網膜を守る
・黄斑変性症の予防

緑黄色野菜に含まれるカロテノイドと呼ばれる色素成分の一種です。

摂取後に消化管内で脂肪酸が外れたフリー体ルテインへと変換された後に吸収され、血中から目の網膜の中心部にある黄斑部に選択的に取り込まれることが知られています。黄斑部には黄斑色素と呼ばれる色素が集まっており、紫外線やブルーライトなど短波長の光をさえぎる作用や活性酸素を捕捉する作用により、目の網膜を守ることが知られています 1, 2) 。また、ルテインエステルの摂取により、黄斑色素濃度が上昇することが示されています 3, 4, 5) 。これらのことから、ルテインエステルは日常生活で受ける光の刺激から目を保護することで目の健康を維持する作用があると考えられています。

【参考文献】

1. Bone RA et al.. Vis Res. 1992 32(1):105-110.
2. Khachik F et al.. Inv Ophth Vis Sci. 1997 38(9):1802-1811.
3. Bone RA et al.. Arch Biochem Biophys. 2010 504:50-55.
4. Nolan JM et al.. Vis Res. 2011 51:459-469.
5. Yoshizako H et al.. Acta Ophthalmologica. in press.