収穫時期を早めて採取したミカンです。ビタミンC、ポリフェノールであるノビレチンやヘスペリジンを豊富に含みます。
ミカンに含まれるヘスペリジン含有率は、青く未熟なものほど高く、果実の成長に伴って減少します。例えば、させぼウンシュウミカンのヘスペリジン含有率は、6月頃は13%であるのに対し、7月10%、8月7%、9月5%、10月3%、11月2%のように下がってしまいます。
その効果を、各々を投与した際の血清中性脂肪で比較すると、成熟果実で変化がないにもかかわらず、未熟果実での低下は有意であることが明らかとなっています。さらにヒトの臨床例では、脳血管疾患や血圧上昇抑制作用、抗炎症作用、神経保護作用への効果も確認されています1)。
またノビレチンは脂肪細胞の分化や脂肪分解を促進し、肥満を防ぐ効果が期待できるといわれています2)。