期待されるはたらき
・酵素反応の活性化
・ホルモンの合成や分泌の調整
・味覚の改善

亜鉛は必須ミネラルの一つで、体重70 kgの人の亜鉛総量は約2.3 g程度です1)。「日本人の食事摂取基準」では、平均必要量が成人男性と成人女性でそれぞれ1日あたり8 mgおよび6 mgとなっています。食物から摂取した亜鉛は小腸から吸収され、その吸収率は約30%といわれています2)。亜鉛は生体内においては各種酵素に含有され、酵素反応の活性化、ホルモンの合成や分泌の調整、DNA合成、タンパク質合成、免疫反応の調節など重要な役割を果たしています3)。味覚減退、胃潰瘍、神経性食思不振症 (拒食症)、ニキビなどに効果が確認されています3)。

【参考文献】

1) Tomita H et al., Biomed. Res. Trace Elements 18 (1), 54-62 (2007)
2) 日本人の食事摂取基準 2015年版
3) 「健康食品」の安全性・有効性情報 亜鉛(http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail36.html)